佳子は妊娠2ヶ月 今日は お腹の中の子の臓器生成細胞の一部を 剥離するためにここ バイクローン産婦人科にやってきた 西暦22XX年 人はみな 産まれる前に自分の脳以外は、すべて自分と 同じ遺伝子構造をもつ豚を生涯交配させながら維持飼育していくことが当 たり前になっていた 個人への移植用臓器を保有することが認められたため 人工=豚工 いや 予備に2〜3頭持つ裕福なやつもいるので実際は豚のほうが人を上回って るようだ 国際法により脳だけはその操作を禁止されているが、あらゆる拒絶反応物 質の除去技術の確立と自分と同じ組織構造を持つクローン臓器のおかげで 人間の平均寿命は250歳に迫ろうとしている おかげで 子供を産むと言うことは 人工10万人に対して年間25人まで と制限されている 子供がほしい人は 年2回開かれるお産権公開抽選で、その権利を 当てなければならない ただ 150歳をすぎた時点で安楽死が認められているため 安楽死者が出た 家族には優先的にお産権が与えられるのだ 佳子は 20年ごしに やっと公開抽選で この権利を手に入れ 今 至福の幸せにいるのである 強いて不安なことと言えば106歳の高齢出産と言うことだが、 こんな危惧も今では昔の話ではあるが・・・・・・
なかにし@彦島 さんからのコメント
( Date: 1997年 6月 24日 火曜日 11:22:42 PM)
豚工(なんて読むんだ??)の時代は来ないでしょうけど、自宅の冷蔵庫に 自分の臓器の予備が、って時代は来たりして。 大昔は歯が悪くなってものが食べられなくなったら死ぬしかなかったのに、 今では鏡台の棚に予備の歯があって・・・ってのと同じことですもんね。
はまかわ さんからのコメント
( Date: 1997年 6月 25日 水曜日 10:29:34 AM)
めちゃめちゃサイバーなSFですね〜。 しかし人類はどちらの方向に向かって進もうとしてるのか さいきん全然わかんなくなってるような気がします。 (まるでナレーションのようだ(笑))
いさぱっぱ さんからのコメント
( Date: 1997年 6月 25日 水曜日 4:18:38 PM)
おぉ! 今 気がついた
窓が ひろぉ〜〜くなってる ありがとう ^_^
はまかわさん はじめまして
日向の井上ともうします
いつも うちのおびおが 無理言ってすみません
いつも 人様にめーわくかけちゃ いけんよ と言いつけておるんですが まだまだ
なにぶん 若い門で・・・・なぁんちゃつて・・・(^^;) あら 漢字まちがえた (^^;)
仮に 全地球的に危機的な人工飽和状態になって その時医学の進歩で人間が200年も300年も生きられる
ようになってたとしたら・・・・
それでも 寿命を延ばすほうを選択するでしょうか それとも新しい命を迎え入れるほうを選択するでしょうか?
死語の世界がそのころある程度わかってれば、また変わってくるでしょうけど
やっぱ 生きてるもんの勝ち 的なところがありますんで 寿命を選ぶかなぁ〜・・・・
話は全然違うけど
一年間で日本で自殺する人って 2万人もいるんですね・・・・・
交通事故死の数と同じぐらい? いや 倍ぐらい?
なんか 人間って動物の死生観って いったいなんなんだろね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なかにし@おびお さんからのコメント
( Date: 1997年 6月 26日 木曜日 11:38:10 AM)
いったい、誰のせいではまかわさんに無理言ってると思ってんだ、ブツブツ・・・・
人間が200年も300年も生きることができるようになったら、それはすなわち自分の死ぬ
時期を自分で選択できるようになるという意味ですよね。
父 「お父さんはもう200年も生きてきたからそろそろ死ぬからな」
娘 「そう、お父さん、さようなら(涙)」
ってな感じで人は死んでいくようになるんでしょうか。
実際は、体内に入ったO-157がすごいスピードで増えていくように、人類は宇宙へ出て行って
増えていくんじゃないかな、自分たちが生きていくために新しい命を生み出さないなんて愚かな
ことするとは思いたくないですし。
しかし、もしそうなったら、私はこの先200年も300年もいさぱーさんとつきあわないといけな
いの?